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[EE・IAのコツ その1] ルーブリックをまず読もう!

研究の画像 研究・EE・IAのコツ

こんにちは!TYOSANです。
本日は、IBでの論文(Extended Essay)や内部評価(Internal Assessment)を書く際に必ず目にするであろう(目にしてほしい)「ルーブリック」について書いていきたいと思います。

採点官は主観的に評価していない!

まず最初に申し上げておきたいのが、採点官は主観的に評価していないということです。もし主観的に評価していたら、採点官によって点数が大幅に変わってしまい、運ゲー要素が入ってしまいます。そんなことがないように、採点官はルーブリックに沿って評価しています。また、そのルーブリックは誰でも読むことができ、教員はルーブリックも参考にしながら授業を考えています。

EEは論文、IAは実験レポート

EEはExtended Essayといい、
普段授業を受けている教科の中で、関係するテーマを1つ決めて約半年間論文を執筆するものです。
よって、例えば日本語について論文を執筆すれば、他教科に関する論文は執筆しません。
それに対し、IAはInternal Assessmentといい、
各教科で研究テーマを決めて約10時間でレポートを作成するものです。
よって、例えば歴史と物理と化学をとっていれば、それぞれテーマを決めてレポートを作成するものとなります。
早速ルーブリックを見てみましょう。EEは全ての教科共通のルーブリックです。IAは各教科ごとにルーブリックがあります。今回載せたのはPhysicsのルーブリックです(ChemistryとBiologyはPhysicsと共通のルーブリックです)。

EEの観点(34) EEの観点の概要 IAの観点(24) IAの観点の概要
焦点と方法(6) トピック、研究課題(リサーチクエスチョン)、方法論に注目。研究の焦点についての説明、その研究をどのように行うか、さらにその焦点が論文を通じてどのように維持されているかを評価する。 研究の設計(6) 研究課題に取り組むうえでの方法論(目的と実践)を、生徒がどの程度効果的に伝えているかを評価する。変数の選択や範囲の決定、他者が再現できるかどうかなど、教科の観点で評価する。
知識と理解(6) 研究内容がリサーチクエスチョンを探求するために使用した登録科目にどの程度関係しているかを評価する。さらに、知識と理解が適切な用語と概念を使用してどのように示されているかも評価する。 データ分析(6) リサーチクエスチョンとの関連においてデータを記録し、処理し、提示していることを示すエビデンスがレポートの中にどの程度見られるかを評価する。実験を行う必要がある。
批判的思考(12) 研究の分析と評価に批判的思考スキルがどの程度使われたかを評価する。調査の研究資料と収集したデータが、その教科特有の分析と評価がしっかりとされており、リサーチクエスチョンと本質的に一貫して関係するもので、焦点を絞ったものであるかを評価する。 結論(6) 一般に受け入れられている科学的文脈(教科書や論文、公表値など)に沿って、生徒が自身の分析によって研究課題に対する答えをどの程度得ることができたかを評価する。よって、自分の実験結果と科学的文脈との比較が必須。
形式(4) 学術的な論文に期待される標準的な形式にどの程度従っているか、それにより効果的なコミュニケーションがどの程度高められているかを評価する。 評価(6) 生徒が研究方法を評価したことを示すエビデンスがレポートの中にどの程度見られるか、また、改善のための提案がどの程度提示されているかを評価する。
取り組み(6) 研究の焦点と研究過程に対して生徒がどのように取り組んだかを評価する。生徒が入力する「計画および進捗についての振り返りフォーム(RPPF)」も検討したうえで評価する。

いかがでしょうか?それぞれの活動にかけられる長さやルーブリックの内容を見てもらうと、

EEは論文、IAは実験レポート

ということが分かるかと思います。
よってEEでは、

研究に関する背景などを含め詳細に説明されていて、ある程度深みのあるテーマを研究しているか

ということを評価されることになります。
それに対しIAでは、

その教科特有のスキルがどれくらい身についているか

ということを評価しています。よってIAでは、教科書で紹介されている実験をもとにして、材質のみを変えるような実験を選んでも大丈夫です。例えば、教科書では水が使われていたが、砂糖水を使ってみようという感じです。

いかがでしたでしょうか?次回から、観点ごとに詳しく述べていければと思います。まずはIAからやっていこうと思います。というのも、実はEEは来年度から新カリキュラムになりますので、新カリキュラムになってから詳しく述べようと思います。それでは、また!

本日の偉人の名言

「どれだけ美しい理論であっても、どれだけあなたが賢くても、実験結果と一致しなければそれは間違いである。」
— リチャード・ファインマン(物理学者)

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